ヤヴァイ
納品が近づいてきた。規模の小さいウチの会社では、この時期はプログラマーだろうとグラフィッカーだろうと企画だろうと皆がデバッガーである。ここで問題が発生。以前にも書いた通り、ソフトは某卓上ゲームなのだが、グラフィッカー以外はその卓上ゲームをリアルで嗜んだ経験が無いんである。だから「この牌をツモれば符ハネしてゴーニー(5200点)になる筈なのにザンク(3900点)と計算されちゃってるよ」などのバグの指摘が出来ない。つーか点数計算出来るのは俺だけ。でもある程度、経験がある人間でも難しいのが、リーチ後の暗槓の扱い。この辺りの細かい部分はその道の歴としたプロに質問して教えてもらいました。4枚目を持ってきても、待ち・受け・面子構成の変わってしまう槓はアウトになってしまうのです。
一一一二七八九456678 ツモ一
まずはこれ。文句無しにダメです。一を槓すると、ペン三待ちが無くなっちゃいます。
一一一ニ四四四456678 ツモ四
次はこれ。二・三待ちは変わらないものの、二・四によるカンチャン受けが無くなるのでダメ。
444555666東東白白 ツモ5
今までこういう場面に出会った事が無かったので知らなかったのだけど、この5も槓は不可。4・5・6がそれぞれ暗刻なのだからいいじゃんと思いそうだが、これは4・5・6の順子が3つあるのだと解釈すれば、面子構成を変えてしまったという事になるのでこれもアウトだそうで。驚く自分にそのプロは以下の例を引いて説明してくれた。
一一一二二二三三三(9)(9)78 ツモ二
「この形で純正全帯幺(3翻)と一盃口(1翻)を捨てて、わざわざ三暗刻(2翻)を取る人はいないでしょ?」と。ごもっとも^^;)。まぁこんな感じでルールと突き詰めると色々複雑で、プログラムを組むのもそれを検証するのも大変なんです。
と言いつつも、こういう肝心な部分を後回しにしたせいで、ツケが今やってきているんですが(苦笑)。