酒の場で

同志と選挙の話になる。何故自民にここまで風が吹いているのか、などを語り合った。小泉の郵政法案が優れているから、または造反組の戦略が不味かったから、もしくは民主党がちゃんとした対案を出さなかったから、のどれでも無い。単純に、人は“頑張っている姿”の人間が好きなんだ、という結論だ。郵政法案にはこんな欠陥がある、と言っても誰にも通じない。財投債と財投機関債の違いを説明したって分かりっこない。
 
遠くの親類より近くの他人(本来の意味とは違うけど)、って事だ。新聞もニュースもろくに見ない人間が触れる、唯一の政治番組。それがワイドショーだ。もっともそれを活用する事が出来たのが、小泉純一郎という男だったのだ。
 
だが特に、民主党に何かを進言するわけでもない、西村がどの政党に所属してようと知ったこっちゃない。とにかく小選挙区で当選して貰わねばならない。しかし今日までの票読みだと、後5000表ぐらいの不利の状況らしい。得体の知れない風が吹いている。