西村眞悟保釈さる

鈴木容疑者を西村に紹介した、今回の件の経緯を全て知っているはずの佐々木政策秘書、その鈴木に騙されて弁護士印の発行手続きをした事務員さん、そしてその鈴木の片棒を担いで事務をやっていた妻が不起訴処分で釈放。この三人が「関与の度合いが低い」という理由で不起訴になるのなら、任せきりで何も知らなかった西村のみが有罪になる事はまず有り得ない。普通なら。ただ、今回はその普通でない事が何故か積み重なった。一旦「鈴木に勝手に名義を使われた西村さんも被害者ですね」という形で終了した捜査が、不可解な形で再開された事件でした。また、事務所顧問が西村の逮捕後「証拠隠滅を指示した」という名目で逮捕されるも、これも不起訴。
 
どうやら「西村が単独で鈴木容疑者と手を組み、違法な手段でお金を捻出、それを隠す為証拠隠滅を命じた」というストーリーを作り出し、その報道を受け取った人々に悪印象を植え付ける為のテクニックのように感じる。それに一番貢献しているのが、西村のコラムを度々掲載し、西村を講師として招き自社のホールで講演会を開いていた繋がりの深い産経新聞。「可愛さ余って憎さ百倍」とはちょっと違った、不自然なバッシングを繰り返している。これが良く分からない。
 
以前にも述べたが、おそらく、検察が求める通り議員辞職をすれば、それで無罪放免になるででしょうな。逆に言うと、その国会議員を挙げた名誉さえ手に入れればそれで検察は満足するのではないかと思う。