仮面ライダーカブト最終回感想

・・・まぁ、その、なんだ。
 
TVの前の大きなお友達が気付かされたのは、「仮面ライダー」はそもそも小さなお友達の為に作られたのであって、自分達の為ではないのだという事。
 
しかし、ネイティブと人間の共存をどうする?とか小難しい事をグダグダやらずに(やる暇も無かったけど)、全てをスッ飛ばして「人間は変われる」「自分が変われば世界も変わる」と断言させたのはある意味正解だったかもしれない。
 
 
はっぱ隊か!
 

 
・・・それはさておき、演出や脚本の力に難があるとは言え、
(id:kikori2660:20070118#1169144748)

加賀美「ワームって、人間って一体何なんですか!?」
田所さん「俺にも分からん!」

このテーマに対しては、一応答えらしきものは出したのではないかな、とは思う。ひよりや田所さんがワームだろうとネイティブだろうが関係無い。人間が白人だろうと黒人だろうと関係無いように。だから姿形が違えど、平和を望む心が一緒であれば人間をネイティブ化させる必要も無い。だからそれに拘ったネイティブのリーダー根岸とゼクトのトップに成り上がった三島は自分の弱さに負けたのだ。争いを無くす為に全てを同質化に走る行為は愚かな事だと、このカブトという物語は僕らに教えてくれたのだ。そういうわけで、主人公である天道総司とヒロインのひよりが、最終回だというのにちぃーっとも絡まない不思議な演出にも納得がいく。人間とネイティブの争いの無い世界を作り上げ(いつの間に?)、もはや彼女に危険など存在しないのだから。
 
・・・・・・そういう事で宜しいでしょうか?
 
そういう事にしといてやるよ!