ますます大きくなる地球温暖化騒ぎ

◆ゴア氏の映画学校教材に「待った」米シアトルで反対
(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/36937/)

米国のアル・ゴア前副大統領が出演し地球温暖化の危機を訴えるドキュメンタリー映画不都合な真実」(日本でも公開中)を、ワシントン州シアトル郊外の公立学校が理科の教材として上映しようとしたところ、親から抗議が寄せられ、中止に追い込まれてしまった。地元紙シアトル・ポスト・インテリジェンサーなどによると、7年生(日本の中学1年に相当)になる自分の娘が同作品を鑑賞する予定を知ったコンピューター・コンサルタント業の男性(43)が、「地球温暖化の議論は米国を否定する悪質な宣伝だ」と地域の教育委員会に抗議。同教委は「議論が分かれる問題であり、事前の承認が必要」として上映を事実上禁止する通達を学区内の各校に流した。この決定が報じられると、同教委には「科学への無知をさらけ出した」「言論の自由の弾圧だ」などの抗議が殺到。委員は「真意は上映禁止ではなく、バランスをとって教える必要を強調する点にあった」と弁明に追われる羽目になった。抗議男性の娘を教える理科教師はワシントン・ポスト紙のインタビューに「一生懸命に反対の視点の教材を探した結果、“寒冷化する世界”というニューズウィーク誌の記事を見つけた。32年前のものだけど」と皮肉交じりに答えている。

その、32年前に“地球寒冷化”を警告してた科学者が、今や“地球寒冷化”論の大家になっているらしいですが。要はこれ、民主党支持者の理科教師と共和党支持者の父親の対立の構造だな。納豆ダイエット実験データを捏造を地球規模のレベルにしたもんかね。
 
はてな匿名ダイアリーアル・ゴア不都合な真実
(http://anond.hatelabo.jp/20070125145018)

この本を書いた人が「不都合な真実」について論評したものを日本語訳してくれている。
 

ゴアはこの50年間で氷河が減ってきていることを示します。しかし、ナポレオンが戦争をしていた1800年前半から氷河が縮小し続けていることを彼は認めません。工場による二酸化炭素排出が始まるよりずっと前です。同様に彼は、炭鉱におけるカナリアのように(訳注:生死のバロメータとして)南極大陸を扱いますが、やはり全てのことを話そうとはしません。彼は南極の2%が劇的に温暖化している図を持ち出しますが、残りの98%がこの35年間で大幅に寒冷化していることは無視しています。国連気候委員会(訳注:国連気候変動会議?)は、今世紀中に南極の雪の量が実際のところは増大していくだろうと予測しています。そしてゴアは北半球で海氷が減っていることを示しますが、一方で南半極で増えていることには言及しません。

日本人が書いた本は、こちらがオススメ。

地球温暖化論への挑戦

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