気になった記事

【島国大和】ゲーム屋はケータイをどう見ているのか

なにしろ,コンシューマのようにパッケージを販売したり,ネットゲームのようにカード番号を入力したり,コンビニでゲーム通貨を購入したりという手間がまったくありません。
 とくに未成年の方なんかの多くは,親がお金を払っていて,通話料や課金に対しての感覚が薄かったりします。

 HD画質のゲームを作ると,10億円は余裕超えで,100億円を超えてるゲームもあるこのご時世。それに比べれば,数千万円,場合によっては数百万円でつくれるソーシャルゲームブラウザゲームは,一見美味しそうに思えるかもしれません。
 でも,利益率やら勝率やらを考えると,実はかなりの博打になってしまうケースも多いんです。小さいとこが小さく回す分にはアリですが,所場代やマーケティングコストを計算すると,なかなか一筋縄ではいきません。玉石混淆のなかでは,そもそもお客さんの目に留まること自体が大変難しいですし,良いものを作っても負ける可能性が高いからです。
 
 結局のところ,出入り口をきっちり押さえたプラットフォーマーにしか美味しくなさそうに見えちゃうんですね。

まさに、モバイル系のゲーム業界って今が過渡期なんですよね。ウチも、最近プラットフォーマーから矢継ぎ早にスマホ対応を求められてたりするんだけど、やっぱり効率的にお金を徴収する仕組みとしてケータイ通話料に勝てないし、スマホ側にもその準備が整っていないので、今んとこまだ腰が引けてる状態。闇雲に突っ込んでいっても、コストの面ではまだ見合わないんだよね。
 
そういや、社長との内定前の面接でも「スマホへの移行の流れをどう考えているか?」と逆質問したっけな。「うーん、まだ2年後ってとこかな? でもいずれそちらがメインになるのは間違いないから、基礎研究は怠るつもりは無いよ」って事だったけれども。
 
個人的には、インターネットがこれだけ普及しても、新聞やTVが消え去っていない事実からみても、ガラケーは相当しばらくの間、生き残るんではないかと思っている。ただ、近頃はスマホでもキャリア決済(要はケータイ通話料課金のスマホ版)の流れが始まっているので、これに注目したい。まだAndroidの方だけだけど、iPhoneもぼちぼち来そう。
 
 
そうそう、ケータイ通話料課金について一言言っておくと。こっちの業界に行くまでは、俺も「未成年から金を毟り取る、あくどいシステムだよなーwww」と思ってたけど、実際のユーザー層はかなり年齢が高めで、自分で支払っている場合がほとんどですね。少なくともmixiモバイルについては、そもそも未成年は入会出来ない前提なので。