都青少年健全育成条例のアレ その7

東京都「不健全指定図書、不健全指定がん具類・刃物一覧」にある、不健全図書類の指定について(解説)【PDF】を見る限りでは、不健全図書に指定された「指定図書類」の販売についてはかなり厳格に指導されている。

 
だが、その以前の「表示図書類」については、出版社・販売店の対応はばらつきがあるんじゃなかろうか。

コンビニによく置いてあるエロ漫画雑誌「快楽天」「メンズヤング」などには、この「成年向け雑誌」の識別マークは付いていない。簡単に立ち読みが出来ない様に、流通段階で青いビニールテープで軽く封がされている。が、東京都内のコンビニで一般誌とこれらの雑誌をきちんと分けて陳列しているのを見た事が無い。
 
また、「ヤングアニマル」などの青年漫画誌は、特に識別マークや青テープ、ビニール包装もされていない。

ふたりエッチ 48 (ジェッツコミックス)

ふたりエッチ 48 (ジェッツコミックス)

コンビニ店員は一応、未成年に「指定図書類」はもちろん「表示図書類」も販売は出来ない事になっているが、この漫画が載っているヤンアニを売らない様には指導されていないと思う。
 
ただし、東京以外のコンビニでは、成年向け雑誌は割ときっちりと一般誌の棚との間に仕切りがあるそうな。知り合いの、埼玉県でコンビニ経営をされていた方によると、県から(ゾーニング委員会?)委託を受けたオバちゃん達がお店にチェックにやってきて、一般誌と成人誌をちゃんと仕切っているか、その仕切りの高さは適切かを定期的に調べに来ていたんだとか。
 
実は、チェックに関して言えば、東京都が一番緩いのかもしれない。