モバマスのコンプガチャについて

課金騎兵モバマス
かーずSPの中の人、モゲマスに十五万円突っ込んだ
モバイルSNSゲームが儲かる本当の理由。かーずSPはなぜ15万もつぎ込んだのか?
 
今話題のモバゲーのアプリ「アイドルマスターシンデレラガールズ」。欲しいアイドルのカードを集める為に、10万以上の金額を突っ込んでしまう廃人を続出させている。
 
いやーちょっとこれはカンベンして欲しい。焼畑農業どころかアマゾンを全焼させかねない勢いなので、ちょっとは自重して欲しいな〜と思う。やっぱり10万円越えの出費を要求するなんて、まともな神経じゃないだろ。ガソリンどころかナパーム弾レベルだよ。程度を考えろ。モバゲーやGREEとは違い、某SNSの上限は月2万円なので、ウチの中規模ヒットアプリ(女性向け)はそっちの基準に合わせて10種程度のコンプガチャで総額8千〜1万2千円程度で収まる様にしてる。もっと搾り取ろうと思えばやれるはずだけど、あえてやらない*1。たぶん、モバマスの運営からすると甘っちょろい考えだと一笑に付されるだろうけど。でも、客への思いやりと言うよりは、あまりド派手にやり過ぎて、景表法絡みでとばっちりを受けたくないというのが正直なところ。
 
だが、モバマスも今後が大変で、あそこまで売上を伸ばすとその後はそれを上回る成果を求められるのが会社員ってヤツだからね……。もはや、引けまい。当たり前だけど、確率を設定する運営もガチャシミュレーター使って、 今度はいくら目標でユーザーに吐き出させるぜ、って計算してるわけです。
 
「これまでのコンプガチャはARPPU(Average Revenue Per Paid User 課金ユーザー一人あたりの平均売上金額。アープと読む)最高値が9500円だったから、次は1万円越えを目指すんだ!」「で、でも最近コンプガチャの連発で売り上げが落ちてます! 人気アイドルを登場させないと、達成は無理です……!」「仕方ない、それじゃ新しく確率を上げた50連ガチャをブチ込め! 何としても、ひと月の課金制限枠が無くなる月初リリースに間に合わせろ!!」みたいな感じで。
 


でも、それを可能にする為には、このニートアイドルを越えるキャラを作っていかなきゃいけないから、設定周りの企画屋やイラストレーターの皆さんが血反吐を吐きそうな苦労をこれからすると思うので同情する次第であります。単にね、キワモノ系の設定や杏仁豆腐(イラストレーター)もどきの絵を集めれば、簡単に課金してくれるほどオタは甘くないですから。既に100人を越えるアイドルがいるからネタは尽きかけてるだろうし、ヒットキャラが出るまでは、しばらくは今いるアイドルのバージョン違いでしのがなきゃいけないだろうね、たぶん。

*1:ただ同僚の中には、利益を追求しない企業体など有り得ない、搾れるだけ搾るのが俺達の役目だ、とその方針に反対していたのも居た