今日買った本とか読み返した本とか政治の話

かつての知り合いがいつの間にか作家になっていた。アマゾンのカスタマーレビューを見てみると自作自演しまくってるし(こんなんすぐバレるわ!)、ウィキペディアでは「広告宣伝活動」の注意書きが表示されているという(内容がほぼ自分語り)。まあ、悪いやつでは無いんだけど、昔からあまり変わってないなーというか少しは自重しろ。まあ、お布施という事で新品で購入してやったわけだけども。さすがにここで紹介はしたくない。
 
それはさておき、今日は久しぶりにこの本を読み返していた。

大東亜戦争への道

大東亜戦争への道

例の田母神論文は、荒っぽいところは多々(さすがに「張作霖爆殺事件」をソ連のせいにするのは無理)あるが、こうした当時の日本が対中戦争に突入していった国際情勢を説明してくれる本の知識があれば、それほど突拍子も無い主張でもないよ。ぶっちゃけ、南京事件(所謂、南京大虐殺ではない)とか通州事件汪兆銘なんて、フツーは知らんもんな。そこをはしょり過ぎた。
 
はてサはおろか、自称保守系(特に小泉信者)ブログや一部の軍オタまでが「コミンテルン陰謀論(笑)」と嘲笑ったり、石破茂のブログを持ち上げているのを見ると、やはりこうした連中は同質だと思わざるを得ない。結局のところ、日本を向いているのではなくて、中国かアメリカを見ているかの違いだ。過去に学ぶなら、共産主義の脅威、そこまで行かなくとも当時の日本が抱いていた恐怖を知らずして、どうして国際政治や軍事が語れるのかと思う。
 
日本会議が12月の上旬に色々やるらしいので(まだ公式サイトでは発表されてないけど)、もうちょっと練った上で盛り返していけばいいんじゃないかな。ただその際も「侵略国家だったか否か」の枝の部分じゃなくて、「将来の日本の国防」に繋げていく流れにしないと、さざ波にもならない影響力しか持ち得ないだろう。
 
ヒラリー氏が国務長官受諾へ、財務長官はガイトナー氏に
ぎゃあΣ
 
これでますます、田中真紀子外務大臣に起用した小泉に重なって見えるな、オバマは。