「極東ブログ」2004.03.26の記事

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/03/post_49.html

米国は依然、明確に、尖閣諸島の領土は未決と断言しているのだ。そして、それが国連、つまり日本を叩きつぶした連合国の公式見解であり、国際評価なのだ。重要なのはそれだけ。その意味で、尖閣諸島は日本の領土ではないのである。日本人ならその事実に目をふさいで、わっしょい言ってちゃだめなのだ。

むむ、実を言うと自分もアメリカの言う「施政権」と「領有権」を混同していました。
その言説がいかに実効性を持つかと言えば疑問も残りますが、この問題に対するアメリカの立場、を考える意味では重要だと思います。
中国の武力侵攻を想定に入れて「尖閣諸島に問題が発生した場合は日米安保を発動させるよ」といわば中国に牽制をかけているわけだが、基本的には「領土の揉め事はオメーらで話し合って決めろや」レベルのもので、日本に積極的な担保を与えているわけではない、という認識を持っておく事が大事だろう。
まあ、考えてみればこれは「最終的に国家の安全はその国家自身が守らねばならない」という事なので当然ちゃあ当然の話。
 
ところで同じ産経の記事でも
http://www.sankei.co.jp/news/040325/kok067.htm と
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20040325/NAIS-0325-03-15-31.html
で報道量が違うのはどういうわけだろう?
国務省の副報道官の名前も”エアリー”と”エレリ”と統一されてないし。
共同通信から貰った記事の方が本社サイトに載っている理由もよく分からない。