安否不明者の資料搬送 チャーター機利用で外務副大臣

http://www.sankei.co.jp/news/041114/sei036.htm
結局、何の成果もなく終わった日朝実務者協議。そりゃそうだ。脱北者から藤田進さんや加瀬テル子さんの写真という完璧な犯罪の証拠を手に入れているのにも関わらず、“拉致被害者”ではなく“特定失踪者”というオブラートに包んだ表現に留めようとする小泉政権。呼び方というのは、どういう姿勢で交渉に向かうかという意志の表れであり非常に重要な事だ。お忘れの人も多いだろうが、歴代日本政府はほんの数年前まで、北朝鮮との交渉の場で“拉致被害者”と呼ぶ事すら遠慮し“行方不明者”として扱っていたのだ。
 
何が、資料だ。何がチャーター機だ。そんなものを後生大事に持ち返って、残された拉致被害者を日本政府と北朝鮮で仲良く手を組んで「死亡した証拠」を作り出す気か。