そう、決めましたか。

西村真悟議員、辞職せず 拉致問題解決へ活動継続
(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200601160108.html)

弁護士の名義を貸し、違法な報酬を受け取ったとして大阪地検特捜部に逮捕、起訴された衆院議員、西村真悟被告=民主党除籍=が、議員辞職しない意向を関係者に伝えていたことが十六日、分かった。
 
支持者らと協議し最終的に決定した上で、十七日にも正式発表する。
 
西村被告は超党派の国会議員でつくる拉致議連の中心メンバーとして積極的に活動しており、逮捕前「(北朝鮮による)拉致被害者の救出運動が最大のヤマ場を迎えている。国会議員の責務を果たすことに専念したい」などと辞職を否定。しかし昨年末に起訴、保釈されて以後は明言を避けており、進退が注目されていた。
 
関係者によると、拉致問題の解決のため、議員として活動を続けることが必要と判断したとみられる。
 
西村被告は十一月末、事務所に出入りしていた鈴木浩治被告=弁護士法違反罪などで起訴=が交通事故の示談交渉などの非弁活動(無資格での弁護士活動)をする際に名義を貸したとして、同法違反(非弁護士との提携)容疑で逮捕された。さらに、示談交渉による報酬の一部を、違法と知りながら受領したとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)容疑でも立件された。
 
民主党は逮捕翌日の十一月二十九日に西村被告を除籍処分とし、議員辞職を勧告していた。
 
西村被告は大阪府堺市出身。一九八五年に弁護士登録し、九三年の衆院選で初当選。五期目。

公判が始まる前に議員辞職してしまえばおそらく実刑はなく、せいぜい執行猶予のみに留まり、政界復帰のチャンスもあった筈だと思う。事実、その声も事務所内にあったそうだ*1。しかし地元支援者の強い要望があり、たとえ実刑を受けて政治生命を完全に絶たれようとも最後まで闘い続ける事を選んだ決断は、いかにも西村らしいと思う。

*1:自分もほぼそうなるのでは、と読んでいた