首相「テポドン2号、こういう情報は言わない」

(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060616AT3L1606O16062006.html)

小泉純一郎首相は16日夕、北朝鮮が長距離弾道ミサイルテポドン2号」の発射実験準備を加速し、既に発射台に載せるなど今週末にも発射する可能性があるとの情報について、「こういう情報は言わないことにしている」と説明を避けた。国民が警戒する必要性については、「いつも警戒しているから。言う必要ない」と強調。情報が乏しい中、国民の不安については「すべて必要な情報は提供する」と述べるにとどめた。
 
北朝鮮の意図については、「何考えているのか、分かる面、分からない面両方あるから。詳しくは言わない方がいい場合もある」と分析を控えた。北朝鮮がミサイル発射を強行した場合も「対話と圧力」の対北朝鮮外交方針を続ける必要に関しては、「常に対話と圧力で対応している」と強調した。
 
首相官邸で記者団の質問に答えた。

質問に対する答えの矛盾があまりに馬鹿馬鹿しくて、逆に笑えてしまう。情報を提供するのかしないのか。詳しい事が言えないのは、国民を安心させる為かそれとも国民を守る事が出来ない日本政府の無能を隠すためか。ミサイルが打ち込まれても「対話と圧力で対応」という思考停止。「一発だけなら誤射かもしれない」と述べた朝日新聞をはるかに超えるお花畑っぷりである。