石川智晶 「アンインストール」 PV


情報サンクスです。「ぼくらの」のOP歌ってる女性のPV。しかしこの人の歌声はアニメ業界じゃ引っ張りダコだな。いい加減飽きてたとこだが、良いもんは良い。
 
おおええああええおおおおおおええおおええああええおおおおおおええおおええああええおおおおおおええおおええああええおおおおおおええおおええああええおおおおおおええおおええああええおおおおおおええ
 
しかし、この歌詞とアニメOPの演出をじっくりと味わってみると、やっぱり「ぼくらの」の世界というのは仮想現実なんじゃないだろうか。“リアル”というのは、命を賭けて巨大ロボットに乗り戦う事じゃなくて、実は第一話のモノローグで思い切り否定していた「日常の生活」の方にあるんじゃないかと。そこから「現実(リアル)と幻想」の区別が付かねーって展開になると、ディックだったり押井っぽいオチで締めるんじゃないかと思うんだが。ま、原作の方は全く読んだ事が無いので断言するのもなんだけどね。でも、そろそろ「この世界はおかしくないか」とか言い出すヤツとか出てきたりしてない?
 
あと、更に気になるのは、ネットという仮想現実に対する風刺が見え隠れする所だろうか。主人公である15人には、淫行教師にエロ画像公開されたりとか、いかにもテレ朝やTBSのニュースキャスターな父親やいかにも民主党ばりな国会議員の父親を持つ少女がいたりとか。いかにもな“2ちゃんねる”的ネット世論を意識してるっぽいんだな。「恐れを知らない戦士のように振舞う」住人がいかにも“祭り”を起こしてそうじゃないか。断っておくが原作の方は本当に全く知らないので、的外れな予想でも責任は取らんよ?
 

ぼくらの 1 (IKKI COMIX)

ぼくらの 1 (IKKI COMIX)

とにかく、この週末にでも漫喫に行って読破してみるか……。良い方に裏切られる事を望む。
 
追記:コメント欄でこんな御意見を頂きました。

アニメ版第2話では、少年たちが自分のすぐそばに現れた「怪獣」の出現を、2ちゃんねるによって知るシーンがありますね。
そこで窓を開けるとそこには「怪獣」が、と。
これなどはなかなか象徴的なシーンと言えるでしょう。
 
ただ、これはあくまでアニメ版オリジナルの要素ですね。