反省会

(id:TomoMachi:20041103)

このままブッシュの北朝鮮ほったらかし路線が続くと、アジアにとってもいいことじゃないだろうな。

ちっとも反省会じゃないな。と、言うか

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俺に食い付けってか?(笑)
 
でも既に食い付いている人・・・というより厳しいツッコミを入れてる人が。
(id:TomoMachi:20041103#c)

# eternalwind 『北朝鮮核武装を放置したのは、共和党ではなく民主党クリントン大統領です。残念ながら町山氏はリベラルカルトに侵されて、客観的な事実も見えなくなっているようです。』

これは飽きるぐらい何度も言っているけど、拉致された邦人被害者が日本に帰って来れたのはブッシュが北朝鮮を“悪の枢軸”として名指しで批判し、強硬姿勢を崩さなかったから。民主党クリントン政権時にはオルブライトのオバちゃんなんて北朝鮮で大歓迎を受け、上機嫌でダンスを踊っただけ。北に篭絡された日本の政治家とたいして変わらんね。西尾幹二のインターネット日録を見ると分かり易いだろうけど、要は共和党のスタンスは「日米同盟を強固にして共産主義国に対抗し、日本にもアメリカの仲間として相応の負担をしてもらおう」という事だろう。米軍再編がその動きと連動しているのは間違い無い。

この日記の10月27日から6日間にわたって予測してきたとおりの展開になった。(実はあの日記は週刊プレイボーイに筆者が書いた「それでもケリーが勝てない理由」の短縮版です)。物書きとしては予測が当たったが、当たって欲しくない予測だった。

もっと早くその予想を発表してれば良かったのに(苦笑)。まあ、日米の、サヨクかぶれのマスコミ報道に影響されていた人達を除けば「豊富な資金と弱い敵」に恵まれたブッシュが鉄板で勝利、という予測をしていた専門家はかなり以前から多く存在していたので大して偉くも無いけど。
 
で、この人は結局、ブッシュを負かす為に何をしたかったのか、何をしていたのかサッパリ分からない。そもそも、米大統領選でブッシュを落選させたいのにウェブ日記を、日本語で日本人に向けて書いているのは何故よ?って話だ。ここから既にズレまくってる。アメリカ人に向けて、日本のアニメキャラでも何でも使って反ブッシュを説くのならまだしも。この人が主張する自身の危機感がどうしてもホンモノとは思えないんだよね。
かなりうろ覚えの話なんだけど、誰か(オーケンだったかビートたけしだったか)が自著の中で上田馬之助が、アントニオ猪木と初対決した時の体験談を紹介していた。「猪木と組み合った瞬間にこれは勝てない、格の違いを悟った」と語る上田に対して「それは一見猪木を誉めているかのように聞こえるけど、実は、その猪木の凄さが分かってしまう俺こそが凄いんだよ!って事だろう」という冷静なツッコミを入れていた。ムーアを持ち上げる町山氏にもこれと同じ臭いを嗅ぎ取れてしまう。「ムーア作品の元ネタを俺は全て分かってるんだ!」「ムーアという男を真に理解出来るのは俺だけ!」ってな感じで。これってムーア賞賛って言うより、一種の自己撞着だよな。