安倍政権に対北朝鮮戦略の立て直しを求める! その2

「子が拉致、返せと言うはず」=横田さん、一部政治家を批判

また、父で家族会代表の滋さん(74)は講演終了後の記者会見で、20日に予定される安倍晋三首相との面会について「政府は以前、『拉致の解決なしに国交正常化はない』と言っていたが、最近は『進展なしには』と言っている。違いがあるのか聞いてみたい」との考えを明らかにした。

増元照明さんが六者協議に対して「戦略的合意であると期待している」という発言をされていた事から少し不安に思っていたが、やはり家族会の中でも安倍政権が方針を少しずつ転換させている事に対し不信感を持っているのだな、と分かり安心。自分が集会で行なった質問はそれほど無駄では無かった、とホッとした。
 
これまでのエントリーで述べてきたように、金正日王朝の存続を前提とした安倍政権の外交戦略の転換は明らかに間違っている。そしてそのバックアップの為には、アメリカとの強い同盟関係が必須だ。そして荒木氏が言及したように、日本の戦争にアメリカを巻き込まねばならないのだ。それを放棄した今回の六者協議の結果、日朝国交正常化を前提とした莫大な対北朝鮮経済支援への動きをきっぱりと断ち切らねばならない。
 
眞悟の時事通信「六カ国協議と日米関係と歴史認識」

つまり、現在の「北朝鮮問題」は、アメリカのクリントン政権の対朝宥和と我が国の対朝支援路線が作り出している。この自ら作り出した状況によって、我が国は拉致被害者を救出し得ず、日米は北朝鮮の核保有を許してしまった。従って、日米両国首脳は、今こそ歴史から学んで対北朝鮮共同対処を確認しなければならない時である。両国とも官僚の日程管理に任せるのではなく、政治的決断で、速やかに首脳会談を実現できないものであろうか。

とりあえずは、この実行を望みたい。