北朝鮮関連について

日記は だらだら書くもんじゃないですね。北朝鮮問題も一刻ごとに情勢が変わってくるから。でも、会社から帰ってニュースを見てメシ食ってオナニーしてアニメを観て、とやってたら書き始めるのが夜中の一時で終わるのが三時。睡眠時間が四時間ちょっとしかない。そりゃ次の日、会社でこくりこくりしちゃうわけよ。
 
◆北が核放棄確約 6カ国協議、共同声明を採択
(http://www.sankei.co.jp/news/050919/kok053.htm)
軽水炉協議開始時期で溝 米当局者、「勝利とはいえない」
(http://www.sankei.co.jp/news/050920/kok020.htm)
◆米政府「共同声明に反する」 核放棄先行で5カ国一致
(http://www.sankei.co.jp/news/050920/kok024.htm)
 
六カ国協議などというものは始めから、核を振りかざして暴れる駄々っ子に、日本に金を出させて宥めすかすだけの、セレモニーでしかなかった。「これまでは話し合いのテーブルにさえ付いていなかったのだから、今後に期待してとにかくスタート出来た事は評価しよう」という声もあるが、そもそも北朝鮮はそんなギブアンドテイクの論理が通用する集団ではなかったのである。ルールなど彼らには存在しないのだから。アメリカすらそれをまだ理解出来ていない。テイクアンドテイクのみを要求する相手に、経済制裁を行う事無く、涎を垂らして擦り寄りだけの小泉政権が足元を見られるだけの結果に終わってしまうのは、当然の帰結なのだ。まさに、日本の“一人負け”と言っても良い。
 
拉致被害者家族の増元照明さんは自身のHPでこうおっしゃってます。
◆「中国の策謀を感じる「六者協議」の共同宣言」2005.9.20
(http://www.interq.or.jp/power/masumoto/ms.html)

しかし、日本は大きな負を残してしまった。「六者協議」での共同宣言への合意は、「拉致問題」の解決のために不可欠な「経済制裁の発動」に手かせをかけられたことになった。「六者協議」が継続する限り、「経済制裁の発動」は安易にできなくなったのではないか?又、何年かかるかわからない「北朝鮮の核廃棄」の協議を待たなければならないのか?そのうちに日本で待つ家族が何人倒れるのであろうか?又、北朝鮮にいる被害者が何人倒れることになるのか?小泉総理の思惑通りに動いているように見える。「経済制裁の発動」をしないで済むし、「対話」に対する国民の理解をうることができるのであろう。しかし、断言しよう!「北朝鮮の核廃棄」は進まずに「エネルギー支援」の話を持ち出し、包括的な解決も根本的な解決も見ない。北朝鮮の思惑通りの「六者協議」の共同宣言である。

核放棄より軽水炉の建設をまず先に、と主張する北朝鮮はこの共同声明すら破っているわけだが、国交正常化を望む小泉政権は決してその現実を認める事は無いだろう。それどころか北に対する経済援助の動きを益々加速させていくに違いない。ある意味では、小泉政権も六カ国協議を利用していると言える。「他の五カ国と一旦約束したのだから、経済援助を行わないわけないはいかない」と“外圧”を理由に、活用するのである。「しかし小泉首相は“拉致問題に解決無くして国交正常化無し」と言っているのだから心配はいらないのではないか、という擁護を悲しい事にある拉致問題を語る掲示板で主張する人もいるが、北朝鮮はあくまでも援助が欲しいのであって、国交そのものを望んでいるのでは無い。それがもっとも莫大な金額になるのが戦後賠償だからというだけの話だ。友好の握手を望んで手を差し出しているのは、むしろ日本の方なのである。だから日本がいくら米援助をしようと「是非貰って下さいと言うから受け取ってやった」という北朝鮮側の台詞はごく当たり前の日本人にとっては怒りを覚えるものだが、金正日のメンタリティにとっては何ら矛盾する事では無い。だから援助はむしろ拉致問題の解決を遅らせる。それをこの数年間で散々体験してきたのではなかったのか。その失敗を繰り返してきた小泉政権に、郵政民営化法案の是非のみを争点を選挙で圧勝させ、外交も白紙委任してしまった現実を日本全国の選挙民も噛み締めるべきではないのか。報道ステーションに出演した重村教授が「衆院総選挙で圧勝した小泉がもはや訪朝しない、正常化交渉も行わないと言った事に対して慌てて北朝鮮の方から近付いてきた」と言っていたが、これは誤りで、小泉政権の安泰をほっとして喜んでいたのだ。ここを間違ってはいけない。
 
 
・・・すみません、これで今日はもう寝ます。