横田滋さんらが韓国ハンナラ党党首と面会

(http://www.sankei.co.jp/news/060517/sha072.htm)

訪韓中の拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(73)ら家族会のメンバーらは17日午前、韓国野党ハンナラ党党首の朴槿恵代表と面会した。盧武鉉政権は対北融和政策を進めるため、拉致問題に関心が低いとされる。しかし家族会が野党党首と面会し、拉致問題解決のための協力を要請したことで、世論の反応が注目される。
 
今回の家族会の訪韓をめぐっては、韓国統一省の高官が「会う必要はない」と発言したが、朴代表は当初から面会の意向を示していた。朴代表は「北朝鮮との交流、協調も大事だが、まず拉致被害者、国軍捕虜、離散家族問題に取り組むべきだ。拉致は国際法上の問題」と発言し、盧武鉉政権を牽制(けんせい)している。
 
朴代表は「北朝鮮の拉致は非人道的で全世界が注目している。韓国政府が問題解決に乗り出すことを求める。ハンナラ党は被害者救出に全力を尽くし、協力する」と述べた。これに対し、滋さんは「被害者の1日も早い帰国のために是非ご尽力下さいますようお願いします」と改めて要望した。
 
面会には、めぐみさんの夫、金英男さん=同(16)=の母、崔桂月さん(78)らも同席。崔さんは「早く息子に会いたい。それ以外の望みはない」と涙ながらに訴えた。

横田滋さんが韓国の野党代表やめぐみさんの夫の金英男氏のお母さんと面会。これで韓国内の拉致被害者奪還運動が盛り上がっていく事を祈るばかりなのだけど。しかし韓国人の対北朝鮮観は、日本人のそれとは相当な差異がある、という事は今更語るまでもない。韓国の拉致被害者の家族は同情されずに「韓国を裏切って自分の意志で北に逃げた人間の身内」、それどころか家族自身が“北朝鮮のスパイではないか?”という疑惑の目まで向けられるという。
 
いや、日本はやっぱり素晴らしいね。拉致被害者奪還を放棄した小泉首相を批判したところで身の危険を感じる程の攻撃を受ける事はないし、野党の党首と会って政治的な要請をしたとしても「民族統一の妨げになる!」といった類の非難を受ける事もない。せいぜい一部の自称支援者が小泉信者に阿って「経済制裁小泉政権批判を控えて心を一つに」という空虚なスローガンを押し付けてくる程度だ。ありがたいね!