安倍政権に本当に拉致問題を解決する気迫はあるのか

◆北核実験は日朝平壌宣言違反 政府答弁書
(http://www.sankei.co.jp/news/061020/sei011.htm)

政府は20日の閣議で、北朝鮮による核実験について、平成14年9月に小泉純一郎前首相と金正日総書記が署名した日朝平壌宣言に違反するものの、無効にはなっていないとする答弁書を決定した。答弁書は、同宣言が核問題の包括的解決のための国際的合意、国際法の順守などを明記していることを踏まえ、「北朝鮮による核実験は日朝平壌宣言に違反するものであり、同宣言を順守しているものとは考えられない」としている。その一方で、引き続き北朝鮮に宣言を「順守するように求めていく」として「無効説」を否定した。白眞勲参院議員(民主)の質問主意書に答えた。また、北朝鮮の核開発能力については「すでに核兵器計画が相当に進んでいる可能性を排除することはできない」との認識を示した。鈴木宗男衆院議員(新党大地)の質問主意書に答えた。

拉致の“ら”の字も無い、日本の金を差し出すだけの一方的な内容の日朝平壌宣言。この調印に安倍首相は反対し、当時の小泉元首相を制そうとしたはずだったが、ミサイルを撃ち、核実験を強行した北朝鮮に対しこれを破棄しようとすらしない。経済制裁を発動したものの、期限は半年。「拉致問題に誠実な対応をしない」というのも理由の一つとしたが、果たして北朝鮮が核問題で譲歩した際に、日本が続けて制裁を続けられるか。それが出来ないとなれば、今度は逆に“拉致問題は解決済み”という誤ったメッセージを送る事にならないか。やはり経済制裁拉致問題の解決の為と称し、単独で発動すべきであった。
 
北朝鮮:「追加核実験しない」金総書記表明
(http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061021k0000m030119000c.html)

韓国の聯合ニュースは20日、北朝鮮金正日(キムジョンイル)総書記が19日、胡錦濤国家主席の特使として訪朝した唐家セン国務委員(前外相)と会談した席で「追加的な核実験の計画はない」との立場を伝えていたと報じた。同ニュースによると「中国政府の内部事情に精通した北京のある外交消息筋」が、「(金総書記が唐委員に)核実験を追加で実施しないという意向を明らかにしたものと承知している」と証言した。同消息筋は金総書記が、当面の猶予ではなく「核実験を行う計画がない」ということを「はっきりと明らかにしたもの」だと述べたという。同ニュースは、平壌から北京に戻った唐委員がライス米国務長官に、自らの訪朝が「無駄ではなかった」と述べたことについて、金総書記の「追加核実験なし」の表明を念頭に置いた発言だと報じた。

さあ、どうする、安倍首相。
 
 
 
まあ俺はとりあえず半年待ってみるが、あまり期待はしてない。小泉の三度目の訪朝の話が出て来ない事だけを祈る。