中山恭子拉致対策本部事務局長に聞く 緊急集会


行ってきました。基本的に「安倍総理を信じてます!」という集会でしたね。確かに小泉政権外交政策は、家族会の方々にとってあまりにも酷いものでしたから、安倍さんに絶大な信頼を置かれているのは分かります。自分達に光明を与えてくれた初めての総理に期待するのは当然でしょう。聴衆に対する家族会の皆さんの発言からは、近頃の安倍政権に対する支持率の低下や、マスコミが足を引っ張る現状についての焦りを非常に強く感じられました。ただ、増元照明さんだけは六者協議における日本政府及び外務省のおかしな動きを警戒されているようで、遠回しに安倍さんに対して「もっとしっかり頑張って、リーダーシップを取って下さい!」と苦言を呈しているようにも思えました。
 
しかしながら、やはり安倍政権の外交政策北朝鮮融和に傾きかけているのではないか、という疑念を抱いている自分にとって、このままでよいのかという気持ちを打ち消す事は出来なかった。中山事務局長との質疑応答にて、以下の質問をしてみました。

安倍さんは何故、日朝平壌宣言を破棄しないのか。そして以前は、これからは「対話と圧力」ではなく「圧力と対話」で行く、と言っていたはずなのに、いつの間にか再び「対話と圧力」に戻ってしまっている。これは一体どういう事なのか。家族会の方々からは信頼されているが、自分はその理由から安倍政権をあまり信用出来ない。

だけどまあ、見事に流されちゃったね。平壌宣言に関しては「既に北朝鮮から宣言を無効化したようなものですし、破棄を宣言してもこれからの日本にとって得かどうか・・・。」という返答で*1、「対話と圧力」に関しても「安倍総理をお側で見ていても決して気持ちが弱くなっているとは思いません」みたいな感じで。
 
この「安倍さんを最後まで信じてます!」という空気の中で、こうした質問はタブーだったかもしれない。その事に対する軽い引け目を感じながら、おまけに思い切り焦ってしまいドモリまくりだったので、かなりグダグダな結果でした。終わってしまってから「あ、そうだ、“平壌宣言を破棄すればヤマタクだって訪朝する根拠が無くなるはずなのに!”と言うべきだった」とか「ミサイルを飛ばされ核実験を行なわれているのに、日本側だけは一方的に守ろうとするのは北朝鮮に足元を見られるだけでしょう”と反論すれば良かった」と後悔するも既に時遅し。
 

しかしその後、拉致議連の幹事長として西村真悟が登場。こうした場で前に出て発言するのは逮捕後初めてだろう。でも、今日来るだなんて全然聞いてなかった。そして、まるで俺のグダグダをフォローするかのように痛快な演説をかましてくれた。多くは語らない。聞いてみてくれ。
 

初めてYoutubeにアップロードしてみたけど、色々面倒だね。

*1:そういえば麻生外相も似たような事言ってたな