対中円借款の凍結解除は総合的に判断した=首相

(http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200606060055.html)

[東京 6日 ロイター] 小泉首相は、政府の海外経済協力会議が中国への2005年度分円借款を凍結解除した理由について「総合的に判断した」とし、対中関係に関しては「いつも重視している」と述べた。官邸内で記者団に語った。
 
政府の海外経済協力会議は6日午前の会合で、日中間で合意していた2008年の北京五輪までに中円借款を円満終了させる方針を確認した。それに基づき対中円借款を凍結解除し、740億円程度を供与することを決めた。与党の了承を得たうえで近く閣議決定する予定。
 
安倍官房長官閣議後の記者会見で「海外経済協力の持つ意味、国際社会が目指す理想の方向に世界を発展させるとの観点がある」と述べた。また、円借款の対象は「環境分野が中心だ」としている。
 
対中円借款はこれまで年度末に一括で決定していたが、小泉首相靖国参拝などにより2国間の関係が悪化、3月末の閣議決定を見送っていた。

この記事の内容に懸念を表明して「害務省」と連発し、“売国官僚”の罪を声高に叫ぶ「保守系ブログ」は多けれど、小泉の“こ”の字も出てこないところばかりなのはいかがなものか。もし小泉の意志決定を離れて、外務官僚が国の政策を左右出来るのなら、そちらの方がよほど問題だと思うのだけど。おそらく安倍首相になったとしても同じ事が繰り返されるだけのような気がする・・・また5年にも及ぶ外交マッチポンプを続けるつもりなのか。総裁選についてはまた後ほど。でもどちらかと言うとキミキス優先なのでやらないかも。